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プロバイオティクスが健康な成人に利益があることは示されていない

人気のあるプロバイオティクス飲料やヨーグルトやサプリメントに含まれるフレンドリー細菌が健康な人になんらかの影響を与えるという根拠はほとんどない、とデンマークのチームのレビューが発見した。オーストラリアのスーパーマーケットや薬局にはこれらの製品が溢れている。ダノンはウェブサイトでが生きたでお腹の調子を良くする、と宣伝する。ヤクルトはプロバイオティクスが有害な可能性のある細菌を減らすという。論文の主著者の教授は、これまでの研究で一部のプロバイオティクスは病気でお腹の調子が悪い人の役にたつ可能性を示唆しているが、病気でない人にとって利益があるという根拠はほとんどない、という。

オーストラリア栄養士会の認定栄養士で広報担当のは、この研究は、健康な人にとってプロバイオティクスのメリットはないことを確認した、という。もしプロバイオティクスを摂ろうと思うなら、サプリメントではなく食品まるごとを摂るべきである。病気でないなら錠剤ではなく日常的な食品のほうがいい。

消費者団体はヨーグルトのプロバイオティクスの利益の根拠を科学的に評価するのは難しい、という。欧州では食品のプロバイオティクスが健康に良いという宣伝は禁止された。によると腸内で細菌が生き残るかどうかに影響する要因がたくさんある。一部の製品には製造時の細菌数が表示してあるがその数は貯蔵等でも変わり腸内でコロニーを作る保証にはならない。さらに年に米国でダノンのヨーグルトに対する集団訴訟があり、人体の防衛機能を強化するとか消化を調節するという主張は変更して万ドルを支払った。

国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長畝山智香子